詰碁はなんのためにやるのか?
覚えることは目指さなくていい、
と言いましたが、
じゃあ何を目指して詰碁をやるんだ、
というお話です。
前回の補足
まず、前回の内容に追加しますと
詰碁は、覚えたらその手筋がすぐ使える、
という類のものではないんですね。
もちろん、死活の手筋を知っておくことも、
実戦で必要になってきます。
でも、覚えておいて使ってやろう、と思っても、
自分の好きなタイミングでそれを炸裂させることはできません。
「覚えたけど、これいつ使うの?」
と悩んで、詰碁へのモチベーションが
下がってしまうこともよくあると思います。
それは、詰碁の目的を間違えているために
発生する悩みではないかと思います。
状況で変わる
あと、囲碁はほぼ同じような形でも、
周りの石が少し違っているだけで、
まるで違う結果になることがあります。
あります、というか、ほぼそうです。
なので、「暗記」だと変化に対応できなくなります。
覚えるか覚えないではない
ところで、覚えることを狙って詰碁をやるわけではない、
とここまで繰り返し強調していますが、
誤解のないように言いますと、
もちろん、覚えてもいいですよ?(笑)
覚えることが✖️なわけではもちろんありません。
覚えたら○
忘れたら✖️
ではない、ということです。
伝わりますかね?
このへんのニュアンス(笑)
覚えようが覚えまいが、
詰碁に取り組んでいる
ということそのものが力になる、
と言いたいんです。
その過程で自然に覚えていく部分ももちろんあります。
今回の結論
詰碁に取り組んでいるということそのものが、
大事なトレーニングとなります。
詰碁の力と、
実戦で勝ちをもぎとる力は、
面白いくらい比例します。
囲碁は、本当に
一つ一つの微細な手を感知できるかどうか、
の積み重ねで勝敗が決まります。
そのあたりを養うことができます。
ということで、
ぜひ詰碁に楽しく取り組んでください!
追伸
このシリーズもぜひ活用してください。