こんにちは。柳澤です。今回は、囲碁の上達の仕方というテーマでお話をしていきたいと思います。
ずっと右肩上がりにはならない
まあこれ囲碁に限らないかもしれないんですけれども、上達のプロセスというのは、ずっと順調に右肩上がりにいくってことはなかなかないですよね。体感的には、どこかで下がる感じがする時があって、それを乗り越えると、また上がってというなんかこう波のようなですね。株価のチャートみたいな感じで上下しながら、だんだん全体が上がっていくという感じになるのかなと思います。
で、やはりこの下がってる感じの時っていうのが辛いと思うんです。今までわかった!と思ってたことが、わからなくなった。こうやればいいんだ!と思ってたことが通用しなくなった、という経験が誰しもあると思います。けれどもそれは、さらに上のレベルにいくために必要なプロセスなんですね。
わかった!という感覚
まず、そもそも、わかった!と思ったのは、たまたまその同じような状況でうまくいった経験が何回か続いただけであった可能性があります。もちろんそれも素晴らしい経験ですが、こういうときはこうすればいいんだ!とまで思ってしまうのは、早合点かもしれません。
または、今までのレベルでは通用したことが、さらに上のレベルでは通用しない、ということももちろんあります。どちらにしても、今までのうまくいった(と思っている)経験を捨てていかなければなりません。そもそも「以前の成功を再現しようとする」というアプローチは、あまり機能しない場合が多いですよね。
「三歩進んで二歩下がる」という言葉がありますが、そうやって、合計で一歩ずつ前進していくのが自然な流れなのかもしれません。
「わからない」ということがわかる
「わかってなかったということがわかる」というのは、とても大事な経験であります。なぜなら、その前の段階では、「わかってないことすらわかってない」状態だからです。
わかってなかったことがわかるということは、次のステップが見えている、次に進む準備ができた、ということに他なりません。
「うわ、全然わかってないじゃん」というショックは、実はいわゆる成長痛のようなものなのかもしれません。
「わかった」と「わかってなかった」を繰り返して上達していく。囲碁の上達の仕方とはそういうものなのかな、と自分の経験からも感じています。
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