OS☆Uと囲碁

OS☆Uと囲碁を始めよう! 〜ルール編 その5 実戦形式で理解を深める〜

こんにちは、柳澤です。

前回は陣地の作り方について解説しました。

今回は、それを実際のゲームの中でどのようにやっていくのか?
ということを解説します。

ぜひ、皆様もアプリなどで実際に
ゲームをしてみてもらいたいのですが、
まず今回の記事で実戦の擬似体験をし、
感覚を掴んでもらうことができるでしょう!

今回もこの動画のゲームを参考に

今回はこの動画の6分15秒あたりからの
ゲーム進行を参考にして進めていきます。

この場面から黒はどうするのか、
ということを解説していきます。

取ることばかり考えるとどうなるか

まず、白石を取りたい!と考えて、


例えばここに打っていくのはどうなるか?
白Aの石をアタリにしています。

しかし!これはよく見ると、
自分の方も今打った黒石がアタリになっていますね。


つまり、白にここに打たれて、逆に取られます。

じゃあ手を変えて・・・


こっちからいって白Aを狙っても、
やはりこれは…


逆に取られます。

囲碁は、相手の石を取ることばかり狙っても、
なかなかうまくいきません。
いつでも相手の石が取れるわけではないのです。

ではどうするか?

まず陣地を作ることが大事!

囲碁は、陣地を作っていく、ということが大事になります。

相手の石はいつでも取れるとは限りませんが、

陣地を作る(増やす)チャンスは、常にあるからです。

大事なことなので赤くしました(笑)

例えば、先ほどから出している場面で、
黒は白を取りにいくのではなく、


ここに打てばAに新たな陣地が作れます。

陣地を作るとはこういうことです。

しかしここで大事なのは、
陣地をよりたくさん作る、
ということです。

黒の囲むエリアをいかに広げる手が打てるかです。

例えば、


ここの方が、A、Bを陣地にすることができ、お得です。

もっと言えば、


ここの方がABCまでが陣地になります。

これが広げる、ということです。

そして実は、この場面でゆあなちゃんが実際に選んだ、

ここがもっとも、
右上からの黒のエリアを広げる手になります。

右下の方まで領地を拡大しようとしています。

白が入ってきたら?

そうはいくか!
と白は邪魔しに入っていきました。

しかしこれは・・・

取って撃退することができます。
これで黒の陣地は侵略されることなく、
守られました。

相手の石を取ることは、
自分の陣地を守るためにも大切だったのです。

この他の黒の陣地の場所に白に入ってこられても、
黒石ばかりで待ち構えているところですから、
飛んで日にいる夏の虫状態。

やはり、撃退することができそうです。

お互いに陣地を固め合う展開

なので次に白は、

このように、相手の陣地を邪魔することは諦めて、
自分の陣地を固める手を打ちました。

つぎにゆあなちゃんは、

左上に陣地を作っていきました。
Aを新たに黒のものにしましたね。

お互いにどんどん陣地を作っていきます。

 

ゲーム終了の時は近い

さて、だいぶお互いの陣地が完成に近づいてきました。

すでにお察しかもしれませんが、
黒の方がよりたくさん陣地があり、有利な状況です。

そして、
だんだん打てる場所が少なくなってきた
ということにお気づきでしょうか?

いよいよ、ゲーム終了の時が近づいてきたのです・・・!

今回のまとめと次回予告

今回は、
・陣地を作るのが囲碁の戦略の基本である、ということ。
・相手が入ってきたら、取って撃退できるということ。
・実際のゲーム進行の感覚

を掴んで頂きました。

では次回は、
どうなったらゲーム終わるのか?
ということについて詳しく解説していきます!

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