コラム

詰碁を解くときの心構え

 

「詰碁は好きですか?」

 

もし、こんなふうに聞かれたら、

「いやー、やった方がいいんでしょうけど・・・」
と言葉を濁す方が多いのではないかと思います。

「ハイ!大好きです!」
と胸を張る人は少数派でしょう。

多くの方がご存知の通り、
詰碁は大事な大事な
王道のトレーニングです。

しかし、なかなか取り組むのが難しい。

難しく感じる理由の一つに、
「詰碁をどのように取り組んだらいいのか?」
を教えてもらっていないから、
ということがあると思います。

詰碁って、
「一発で正解しなくてはダメ」
だと思っていませんか?

もし、学校のテストを解くのと
同じような感覚で
詰碁に向かっているとしたら、
ツラくなることでしょう。

詰碁の取り組み方で
一つの重要なポイントは、


わからなければ答えを見ていい

ということです。

それはズルくありません。

失敗でもなんでもありません。

カンニングを大いに推奨します。

なぜかというと、
正しい手筋を知らなければ、
なかなか解けるものではないからです。

初見の問題集を、
全て自分でゼロから考えて解けたら、
あなたは大天才です。

一発で解けるほうがすごいです。

わからなくても普通です。

なので、答えを見て、

「へぇー」
と思ってください。

答えを見ても
「へぇー」
とすらならなかったら、
それは問題が難しすぎます。

もっと簡単な問題集に替えてください。

できるだけ簡単なモノをやってください、
とよく言われるのはそのためです。

数ある問題集の中で
比較的簡単、といっても、
そもそも詰碁そのものが難しいので、
十分なのです。

難しいものをやらなくちゃ!
と思う必要はありません。

ということで、
どうぞすぐに答えを見てください。

ただし、これを言うと、
キッパリとこうおっしゃる方が
あるかもしれません。

「答えを見ても覚えられません」

次回はこれについて答えていきます。

追伸

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