こんにちは、柳澤です。
このお話を最初に読んだときは、自分もまだ小学生だったと記憶しています。
今でも印象に残っています。
小学生6年生のヒカルくんが、あかりちゃんに誘われて中学校の文化祭に行きました。
恥ずかしがって、つい「行かねーよ!」とその場では断ったものの、結局行く。
断られたと思ったあかりちゃんは、別の友達と行く。
というすれ違いプチラブコメを挟みつつ、ここで新たな囲碁の世界と出会います。
佐為が見つけた囲碁部のブースで、のちに先輩となる筒井さんが景品つきで詰碁を出題していましたので、挑戦することになります。
第1問(黒先白死)
「あ、これなら自分で出来るかも!」
と言ってヒカルが一人で解いた問題。
正直、覚えたての初心者にとっては難しい問題ですが、
そこは才能あふれるヒカルくんなので、解いてしまいます。
第2問(黒先白死)
もっと良い景品をもらうために、難しい問題を求めて出してもらったのがこちら。
しかし、佐為が一瞬で解いてしまい、ギャラリーが、ざわ…ざわ…となります。
なお、本編では図がわかりにくいですが、十中八九こうであろうという図を復元しました。
これは解けたらなかなかの詰碁上級者です!
第3問(黒先白死)
「一番難しい問題を出してよ!」とせがんで出してもらったのがコレ。
出典は、中国の古典です。
ハッキリ言って、めちゃくちゃ難しいです。
プロを目指すレベルの人が解く問題です。
しかしこれを一瞬で解いた者が現れます。
解いたというか、
正解の場所にタバコを押し付ける
という衝撃的な登場をしたのが、加賀です。
この問題を解いちゃうくらい、囲碁がメチャクチャ強い。
なのにタバコを火を碁盤に当てるというありえない行為をしているし、
将棋の浴衣を着てるし、
アキラくんと知り合いっぽいし、
というか中学生なのにタバコ吸ってるし
(現代のコンプラでは完全アウトでしょうが、当時の漫画に出てくる「不良(これも死語?)」って、結構タバコ吸ってましたよね。)
という、
たった数コマの中に物凄い情報量が詰め込まれたキャラが登場したのです。
大人になって改めて読み返してみると、ストーリーの組み立て方や、キャラの立て方などに感心しました。
あと絶妙なリアリティとファンタジー。
日常から少し入ったところに、魅力的な囲碁の世界があります。
ヒカルの碁の凄さを改めて感じます。
そういえば今度、7月に舞台がありますね!
歌絵巻「ヒカルの碁」序の一手 公式サイト (hikarunogo-stage.com)
20年以上経っても舞台化する。この作品のパワーを物語っています。
こちらも楽しみです!
さて、今回の問題の解説は、YouTubeの方でどうぞ!
画面の下の方にカーソルを合わせると出てくる目次から
好きな解説まで飛べますので、ご活用ください。